- 2017年10月26日 学生活動
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本学学生が、栃木県日光市日蔭で獅子舞を演じました
10月14日に行われた栃木県日光市日蔭地区の祭礼で、本学のプロジェクト科目「日光?日蔭プロジェクト」と学内サークル「祭人」に参加する学生が伝統芸能「日蔭獅子舞」(日光市指定無形民俗文化財)を演舞し、同地区の祭礼催行に協力しました。「日光?日蔭プロジェクト」は、過疎?高齢化が進行している日光市日蔭地区に学生の若い力を投入し、地域振興を図ることを目的として、昨年度から活動を進めています。今回の祭礼には学生15人が参加し、獅子、棒、笛の三役に分かれて獅子舞の披露を行い、会場を沸かせました。
日蔭獅子舞は、寛政6(1794)年に始まったとされ、御太夫、脇太夫、雌獅子の獅子が太鼓を打ち鳴らしながら舞う三匹獅子の形態を今に伝えています。また、露払いとして太刀と杖の棒術が行われることに特徴があります。学生はこれまで、日蔭自治会や若衆の皆さんの指導を受けながら演技や笛の演奏の練習を重ねてきました。
今回、笛の演奏を担当した小勝あやかさん(人間科学部心理学科3年)は、「伝統的な文化の継承を実際に行うことで、地域で受け継がれてきた行事の魅力を、肌で感じることができました。なかなか日常生活の中で篠笛を吹く機会も、伝統に触れる機会もなかったので、自分の興味が広がった気がします」と話していました。また、同プロジェクトを担当する人間科学部現代社会学科の小笠原尚宏助教は、「日蔭地区の皆さんに支えられて、2年目の活動に入ることができました。学生にとっては、現実の地域社会が抱える問題とその支援の具体的あり方を、体感的に学ぶ機会になったかと思います」と話していました。
なお、本学学生による日蔭獅子舞は、10月28日午後12時半から、本学学園祭「ときわ祭」において、披露が予定されています。