- 2014年2月3日
-
日本銀行と東京証券取引所を見学する金融バスツアーを開催
2月3日に、「金融を知る 東京バスツアー」が開催され、経営学科の1年生、2年生、3年生の合計12名が参加しました。
このツアーは、金融の中心地である東京にバスで行き、金融において重要な役割を果たしている日本銀行と東京証券取引所を見学するツアーです。昨年度に引き続き、今年度も経営学科でファイナンスを教える文堂弘之教授が企画し、経営学科学生のほか、全全国十大赌博官网生に向けて参加者を募集。応募した25名のうち、風邪などによる欠席者5名を除いた20名が、当日の朝7時45分に水戸駅と大学に集合し、バスに乗って東京に向かいました。
午前中は日本銀行を見学。威厳あるネオバロック式建築で重要文化財に指定されている旧館本館の入口に集合し、手荷物検査を済ませて本館の中へ入り、日本銀行の役割についての20分間のビデオを観賞した後、2グループに分かれて館内を見学。今回は、耐震上の問題で地下の巨大金庫の内部など見学でいない部分も一部ありましたが、代わりに前回見学できなかった新館営業場などが見学でき、昨年度も参加した学生にとっても新しい発見がありました。(昨年度のツアーは2013年2月4日のニュースを参照)
日銀の見学後、バスで皇居周辺を巡りながら昼食を済ませ、午後1時30分に東京証券取引所に到着。はじめに1階の証券史料センターで、今は発行されていない株券の展示など証券取引所の歴史を学び、20分程度のビデオを観た後、東証アローズの象徴ともいえる「マーケットセンター」などを見学しました。
直系17メートルのガラスシリンダーで覆われた「マーケットセンター」には、売買が成立した銘柄情報がぐるぐると回転して表示されるボード(ティッカー)があり、学生たちは時間を忘れて凝視。知っている企業の株価が表示されると、「あ、○○社!」「昨日より○円も値上がりしている!」などの声が起こるほど、株式市場のダイナミズムを身近に感じたようです。エレベーターで降りて到着した中心部のオープン?プラットホームでは、テレビのニュースなどで頻繁に映し出される株価情報の巨大スクリーンを間近に観て学生たちは感動の表情。全員で記念写真も撮りました。
最後に、昨年度は経験できなかった、“株式投資ゲーム”を全員で体験。30分間で架空所持金を元手に架空の株式売買を行い、最後の運用成績と順位を知ることができるゲームですが、これまで株式投資など遠い世界と思っていた学生たちが、シミュレーションの形で株式市場に参加する経験を得られました。
このツアーでは、単に東京へ行って見学するだけでなく、往復のバスの中で、金融業界や就職活動に関するセミナーを開催しています。大学生の就職支援に携わっているキャリアコンサルタントの中里哲也先生より、会社とは何か、金業とは何かなど、分かりやすく講習していただきました。
すでに就職活動を進め、金融業を志望している3年生から、まだ就職を具体的にはイメージできていない1年生まで参加した今回のツアーは、金融や経済の知識だけでなく、社会人になるための意識を高めるきっかけとなったようです。
日本銀行本店旧館
東証マーケットセンターの回転ティッカーボード
東証オープン?プラットホームの巨大スクリーン
東証株式投資ゲームを体験できるコーナー