- 2015年1月25日
-
南部塾の修養研修に参加
1月25日に、「企業倫理」?「ゼミナールⅠ」(担当:村山元理教授)の授業などから14名の大学生?大学院生が南部塾(江戸川区臨海町)の修養研修に参加しました。
この研修は、南部塾の塾長である熊谷直幸(菱幸運輸株式会社会長)様が主宰する精神修養の研修であり、トイレ掃除や礼儀作法の実地訓練などからなります。全国十大赌博官网からは7年目の参加です。
熊谷様は例年ゲストスピーカーとして企業倫理の授業で講演していただいており、今年度は2014年11月17日にご講演頂きました。
2012年に創業40周年を迎えた同社は、運送会社として無事故無違反で表彰され、経営的にも一度も赤字を出していないことで業界では著名な会社です。その背後には、ぶれることのない徹底した社員教育?トイレ掃除があり、高い社風を維持しています。このようなバリューシェアリング型の社風作りは、企業倫理の確立に最適な環境といえます。
6時すぎに大学を出発し、チャーターした小型バスにて8時すぎに現地に到着しました。菱幸ビル7Fの南部塾にて塾長の講話があり、自分作りの大切さを学びました。9時~11時に葛西臨海公園駅の公衆トイレの掃除をスタッフ6名の指導のもとに行いました。専門の道具で頑固な汚れを落とした後、素手で石鹸?手ぬぐいを利用して磨きました。最後は壁と床も洗い、水滴もふき取り、掃除前とは比べ物にならないほどきれいな状態にして掃除を終えました。
塾に戻って、「座って三通り」?「立って三通り」の「深?行?草」の礼儀作法(裏千家流)を訓練しました。2Fの食堂にて糠袋を利用した床磨きをし、配膳、食事の作法、ビールのつぎ方などを学びました。
食後、その場で横になって仮眠もとり、7階にて全員で塾長の講話を拝聴しました。その後、参加者一人一人が感想を述べ、村山教授から御礼をお伝えしたあと、スタッフの方々からご挨拶をいただき、15時半に終了しました。塾長やスタッフに見送られ、皆すがすがしい顔で南部塾を後にして、水戸に戻りました。
参加した4年生2名の感想を写真の後に掲載しました。
心をこめて素手で磨く
葛西臨海公園駅の便所掃除の後
よく噛んで味わって食事の作法も学ぶ
研修の感想を述べる4年生の篠原君
-
■南部塾の研修に参加して
国際学部 経営学科 4年 前川幸太
私は、南部塾に行って、小さなことの積み重ねで先々の運の善し悪しが決まるということを学びました。初め村山先生に素手でトイレ掃除をやりに行くと聞かされて正直戸惑いとても嫌だなと思いました。私の家のトイレならまだしも誰が使ったかもわからないトイレを掃除するなんて今回のお誘いがなかったら行くことはなかったと思います。実際トイレに行ってみるとやはり綺麗なものではなく、掃除を始めるまであまりいい気持ちはしませんでした。ですが、いざ掃除をしてみるとどんどんきれいになっていくのを感じられ、もっときれいにしたいと思う気持ちが強くなっていきました。掃除が終わり、きれいになったトイレを見てみるとすがすがしい気持ちになり、やってよかったなと思いました。スタッフのみなさんもとても優しい方たちで指導もしっかりしてくれたし、お辞儀や食事中のマナーなども親切に教えていただくことができこれからに社会で役に立つことを学べました。今まで私がやってきたお辞儀や食事のマナーは正しいものではなかったのだと気づくことができました。
また、食後の話では物事を判断するときに私の中にいる良い自分と悪い自分とで話し合うことをするようにすれば、良い方向に物事の判断ができるようになると言われたので、これからは実行できるようにしていきたいと思います。運の善し悪しもすぐに現れるのではなくコツコツと小さなことの積み重ねが今後大きな運を呼び込むことに繋がると言っていたので、これからはどんなに小さなことでも大切にしていこうと思いました。逆に悪いことも小さなことが積み重なると後に大きな災いをもたらすと言っていたのでその点については気を付けていこうと思います。
最後に、今回の体験はなかなかみんなができることではないので、今回参加できたということはこれからの人生においてとてもプラスになる経験を積むことができ良かったと思いました。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
-
■南部塾の研修に参加して
国際学部 経営学科 4年 篠原宏太
1月25日、私は授業の一環で東京にある南部塾というところに行きました。南部塾では公衆トイレなどを素手で掃除をするボランティアや礼儀作法、心の持ちようなどを教えると言う活動をしています。今回は葛西臨海公園にある公衆トイレを掃除することになりました。南部塾に行く前は、公衆トイレの掃除なんかしたくないと思っており、ましては自分が使ったならともかく知らない人が使ったトイレなど触りたくないと思っていました。
いざトイレ掃除が始まると最初のうちはやはり躊躇いがあり便器になかなか触ることが出来ず掃除を始めることが出来ずにいました。しかし、このままずっと躊躇って居たらいつまで立っても出来ないでいてしまうと思い、覚悟を決めて掃除を始めました。雑巾やスポンジを使って便器の外側や内側を磨いて行くうちに、最初にあった抵抗感が不思議と消えて行き、もっとトイレを綺麗にしたいと言う気持ちが出て来ました。そして、いざトイレ掃除が終わって見ると凄く清々しい気持ちになり、やってよかったなと思いました。私は今まで何も感じずに公衆トイレ使って居ましたが、トイレ掃除をして、いつもトイレを掃除している人の気持ちが少し分かったような気がしました。なのでこれからは、これまで以上に綺麗に使おうと思いました。
トイレ掃除が終わると、南部塾に戻り昼食をとりました。ご飯を食べ要る際にも作法がたくさんあり、皿を引きずってはいけない、料理の味を味わう為私語はしないなど、私は何も知らなかったので少し恥ずかしくなりました。最後に塾長の話を聞きました。人間は覚悟を決め、なにがあろうともそれがその人にとっての運命なので腹を据えて生きて行くことが大事と話しており、私もこれからは何事にも覚悟を決めて生きて行きたいと思いました。
今回南部塾に行ってみて、様々な事を学べたので本当に良かったです。またこういう機会があれば参加したいと思いました。
-