- 2015年11月19日
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「地域金融システム論」にて常陽史料館を見学
11月19日に、経営学科の専攻科目である「地域金融システム論」の履修者が常陽史料館を見学しました。
「地域金融システム論」は、地域金融の仕組みや機能、現状について学ぶための学科専攻科目であり、水戸信用金庫の寄付講座です。
この日は、茨城県の金融の歴史について深く学ぶために、校外学習として、水戸市備前町にある常陽史料館を見学しました。常陽史料館は、常陽銀行創立60周年を記念し、郷土の歴史や芸術文化、金融経済に関する資料を収集し、公開する目的で平成7年7月に創設されました。館内には、貨幣や銀行に関する資料を展示する「貨幣ギャラリー」のほか、郷土文化や金融に関する図書資料を公開する「史料ライブラリー」などがあります。
館内では、学芸員の方から、常陽銀行の歴史や貨幣の歴史など丁寧に説明をしてくださるほか、1億円と千両箱の重さ体験など興味を引くような展示が数多く、さらに企画展として万年筆絵画の展示も開催されており、時間が過ぎるのを忘れるほど楽しみながらの見学となりました。
見学後、学生からは、「和同開珎から記念硬貨まで様々なお金を見ることが出来ました。10万円の記念硬貨が一番印象に残っています。」、「貨幣の誕生から茨城の銀行の歩みまで学ぶことができました。銀行の地図記号のマークが両替商の看板からきているということを知り、驚きました。」、「今の常陽銀行の前の姿が国立銀行であったことも初めて知れました。」、「一億円の塊と千両箱の重さを持ち上げる体験ができ、貨幣も原料や利便性など、時代とともに進化していることを学びました。」などの感想が出され、金融への関心をより一層深めることができた見学となりました。
館内での見学の様子