高校生を対象としたオープンカレッジ「メディア?リテラシー講座―「フェイクニュース」対抗する―」を開講しました(担当:石川勝博教授)
8月6日に、本学と茨城県教育委員会との協定に基づく、高校生を対象としたオープンカレッジ「メディア?リテラシー講座」を開講しました。
1時限目は、「フェイクニュース」の事例を紹介し、その悪質性について、高校生に議論してもらいました。近年、「フェイクニュース」よりも、偽情報や誤情報といった語が用いられていること、こうした情報が拡散する仕組みとして、フィルターバブル、エコーチェンバーがあることを紹介しました。
2限目は、UNESCOのメディア情報リテラシーの概念について説明し、ある映像を視聴して、その問題点について議論してもらいました。差別につながる表現、事実誤認などが、参加者からあげられました。その上で、偽情報に対抗する手段を紹介しました。日本のファクトチェック団体のサイトにアクセスして真偽検証の結果を確認したり、ファクトチェックの手法の1つである「縦読み」が比較的有効であることを示しました。
最後に、メディア対するクリティカルな(批判的)視点とシニカルな(冷笑的)視点の違いを講義しました。後者は、いわば「どうせ、メディアは嘘ばかり!」といった視点であり、こうした見方が強すぎると、かえって偽?誤情報に騙されるおそれがあることをお話ししました。前者のような「正しく批判する態度」が重要ですが、こうした視点を持つことの難しさを示して本講座を終えました。
高校生たちは、メディア?リテラシーの重要性を理解しているものの、それを学ぶ機会がそれほど多くなく、貴重な機会になったと語ってくれました。
1時限目は、「フェイクニュース」の事例を紹介し、その悪質性について、高校生に議論してもらいました。近年、「フェイクニュース」よりも、偽情報や誤情報といった語が用いられていること、こうした情報が拡散する仕組みとして、フィルターバブル、エコーチェンバーがあることを紹介しました。
2限目は、UNESCOのメディア情報リテラシーの概念について説明し、ある映像を視聴して、その問題点について議論してもらいました。差別につながる表現、事実誤認などが、参加者からあげられました。その上で、偽情報に対抗する手段を紹介しました。日本のファクトチェック団体のサイトにアクセスして真偽検証の結果を確認したり、ファクトチェックの手法の1つである「縦読み」が比較的有効であることを示しました。
最後に、メディア対するクリティカルな(批判的)視点とシニカルな(冷笑的)視点の違いを講義しました。後者は、いわば「どうせ、メディアは嘘ばかり!」といった視点であり、こうした見方が強すぎると、かえって偽?誤情報に騙されるおそれがあることをお話ししました。前者のような「正しく批判する態度」が重要ですが、こうした視点を持つことの難しさを示して本講座を終えました。
高校生たちは、メディア?リテラシーの重要性を理解しているものの、それを学ぶ機会がそれほど多くなく、貴重な機会になったと語ってくれました。