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健康栄養学科ニュース

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教員紹介① 鈴木薫子教授「栄養学との出会い」


栄養学との出会い

「親展」とかかれたハガキが届く。そっと中を開くと、肝機能や中性脂肪など、生化学検査の結果が…。

私が栄養に関心を持つきっかけになったのは、高校生のときに初めていった「献血」、そのあとに届いた検査結果の通知でした。検査項目の説明書きを読んで、「脂肪の多い食事を続けると上がる検査値がある」ことや、「栄養が悪いと減少するものがある」と、食事と栄養、人体の関連に心がときめいた(?)のを覚えています。

これまで、30年以上にわたって病院管理栄養士として勤務してきました。病院では医師、看護師、管理栄養士、薬剤師など専門的知識をもつ多職種が協同で患者?家族をサポートします。昨今、管理栄養士による栄養指導の効果や、多職種による栄養介入の効果が評価され、管理栄養士の役割は増々大きなものになっていきています。栄養に関心のある皆さん、そして今、栄養学を学んでいる皆さんには食品や調理、コミュニケーション力、職域によっては医学的な知識や薬学など、栄養学を総合的に学び、実践力を身に着けて、社会で貢献できる管理栄養士?栄養士に育ってほしいと願っています。

今、日本は超高齢化社会を迎え、健康寿命の延伸が課題となっています。健康の維持?増進にはエネルギーと栄養素を適切に摂ることが大切、さらに生活習慣病の発症や重症化予防、高齢者の低栄養予防にむけて、栄養学を“応用”していきましょう。ぜひ、本学で栄養学の面白さを体験してください。