吉田ゼミの学生が茨城県青少年健全育成審議会に出席して委員との意見交換を行いました
茨城県の青少年政策を審議する青少年健全育成審議会が2月24日に茨城県庁で開催され、法律行政学科の吉田勉ゼミナール学生が出席して、青少年問題の専門家委員の皆さんと意見交換を行いました。
出席したのは、法律行政学科3年の北村紗弥さん、中島唯さん、横瀬厚人君の3人で、昨年12月に県の青少年家庭課と吉田ゼミが連携して本学で開催した青少年政策意見交換会の検討結果をそれぞれが報告して、それをもとに審議会委員の皆さんとの質疑応答が行われました。
出席したのは、法律行政学科3年の北村紗弥さん、中島唯さん、横瀬厚人君の3人で、昨年12月に県の青少年家庭課と吉田ゼミが連携して本学で開催した青少年政策意見交換会の検討結果をそれぞれが報告して、それをもとに審議会委員の皆さんとの質疑応答が行われました。
▲茨城県青少年健全育成審議会の様子
「子どもの貧困」問題を議論した北村さんからは、「自分が貧困であることに気づいていない子どもがいる」、「虐待、不登校、学力不振などすべての問題の根底には貧困がある」、「貧困家庭の子どもには学力低下、進学の制限などの問題を抱えている」などの検討結果が報告されました。
▲「子どもの貧困」を報告した北村紗弥さん
▲「インターネット環境」を報告した横瀬厚人君
「インターネットの利用環境」問題を議論した横瀬君からは、「インターネットは知らない人ともコミュニケーションがとれる手軽で便利な生活に不可欠なものであるが、匿名での誹謗中傷、未成年犯罪、フェイクニュース等の危険がある」として、自身が高校時代に経験した「ネットでの個人情報の晒され」を話題に、青少年の身近に潜む問題を分かりやすく説明しました。
「青少年に関する日頃の関心事項(自由テーマ)」の議論に加わった中島さんからは期日前投票の設営?運用に加わった経験を踏まえて選挙関係で「若者の投票率が18歳が高いが19歳で低くなる傾向は、最初の18歳の投票では関心を持ったが、その投票の意義が感じられず、19歳での投票に繋がらないということがあること。投票は意義があるものだということをどう伝え、どう感じていくかが重要だ」との報告をしました。
「青少年に関する日頃の関心事項(自由テーマ)」の議論に加わった中島さんからは期日前投票の設営?運用に加わった経験を踏まえて選挙関係で「若者の投票率が18歳が高いが19歳で低くなる傾向は、最初の18歳の投票では関心を持ったが、その投票の意義が感じられず、19歳での投票に繋がらないということがあること。投票は意義があるものだということをどう伝え、どう感じていくかが重要だ」との報告をしました。
▲「若者の投票率」問題を報告した中島唯さん
これらの報告を踏まえて、委員からは、「県の青少年政策への周知が十分かどうか」という質問がありましたが、それに対して横瀬君は「支援を必要としている県民が適切な支援策にたどり着いていないという課題がある。行政や教育機関は徹底的に周知し、受け取り手の若者には半強制的にでもよいからそれにアクセスするような環境をつくっていくことが大事ではないか」といった回答をしました。
また、「いじめは加害者だけが悪いのではなく被害者にも非があるといった意見が青少年から出されることがあるがこの背景にはどのようなものがあるか」の質問に対しては、中島さんからは「いじめ被害者は置かれた状況が様々であり、いじめへの対応も異なることがあり、それをもって被害者の状況に左右されるという趣旨であり、必ずしも被害者の責任を求めるような意見が主流とは言えないのではないか」といった説明もなされました。
また、「いじめは加害者だけが悪いのではなく被害者にも非があるといった意見が青少年から出されることがあるがこの背景にはどのようなものがあるか」の質問に対しては、中島さんからは「いじめ被害者は置かれた状況が様々であり、いじめへの対応も異なることがあり、それをもって被害者の状況に左右されるという趣旨であり、必ずしも被害者の責任を求めるような意見が主流とは言えないのではないか」といった説明もなされました。
このように審議会の委員の皆さんからは、出席したゼミ生の考えやその説明の仕方や質疑応答に対して高く評価いただきました。
今後も、法律行政学科の学生の皆さんには、現実の行政施策に関して注目し、そのあり方を考える機会を積極的に活用し、政策評価?立案の勉強を続けていっていただきたいと思います。
今後も、法律行政学科の学生の皆さんには、現実の行政施策に関して注目し、そのあり方を考える機会を積極的に活用し、政策評価?立案の勉強を続けていっていただきたいと思います。
▲吉田ゼミナールの皆さん