県外高校出身で試験系入試で入学した法律行政学科3年生インタビュー
- 理系だったが、高校3年時に自分が本当に学びたいもの、進みたい道に気づいた。共通テストも終わった頃、先生や友人から地域に根ざした大学として全国十大赌博官网の存在を知り、公務員を目指して法律行政学科を受験した。全国十大赌博官网の入試制度は文転しやすかった。
- 大学に入る当初に自分が考えていたものとは違う「犯罪学」や「刑事政策」の学びは新しい視点を与えてくれた。視野を広く持って思いもしなかった学びとの出会いを探すことは大切だと思う。
- 寮生活は楽しい。
共通テスト利用入試での入学なので、本命の大学があったかと思いますが、法律行政学科を受けようと思ったのはなぜですか?
栗城さん:もともとは理系で、志望校も理系の学部でした。ただ高校3年のときにいくつかの大学のオープンキャンパスに参加して色々な学部をみる中で、自分がやりたいのは理系の勉強ではないのではと思うようになりました。高校ではボランティア部に所属していて、それもあって「まちづくり」に興味があり、実は自分が本当にやりたいのは地域に密着した自治体職員のような仕事につながる学びだったんだと気づいたんです。でも方向転換には遅すぎて、公立の大学は理系の学部を受験せざるをえませんでした。
共通テストも終わった頃、先生や友人から全国十大赌博官网は地域に根ざした大学で、自分の高校からも毎年何名か進学しているということを教えてもらいました。調べてみると、共通テスト利用入試なら社会科科目も1科目で受験できるので、理系から文転するハードルが低いこともわかりました。それで全国十大赌博官网の法律行政学科に出願したんです。
地元の福島から離れることに抵抗はありませんでしたか?
栗城さん:福島県では公務員を目指せるような適当な大学が見つかりませんでした。それに県外に出てみたいと元々思っていたので、茨城に行くことに抵抗はまったくありませんでした。
実際に入学して学んでみていかがでしたか?
栗城さん:地域に根ざしているというのは確かにそうだと感じました。「自治体経営論」の授業には毎回のように地元の公務員の方々などがゲストスピーカーとして講義してくださいますし、先輩にも公務員になる方が多くて地域との繋がりを感じます。
また最初は法学を学ぶという意識で入ったのですが、「犯罪学」や「刑事政策」といった授業を通して、今までに知らなかったことを知り、興味を持つようになりました。受刑者の境遇や社会復帰について考えたことなどなかったですから。ゼミはこういったことを専門にされている山梨先生のゼミに入っています。「最善の刑事政策は社会政策である」という言葉があるのですが、「まちおこし」や「まちづくり」が犯罪を減らすこととも密接に関わっていることを知り、自分の目指している進路の意義や広がりを確認することにもつながっています。
自治体職員を目指しているということですが、どういう準備をしていますか?
栗城さん:3年生からキャリア支援センター主催の公務員対策講座(有料)を受講しています。それから砂金先生(総合政策学部長)が公務員試験の問題演習をする授業を開講してくださっているので、それらの授業を履修しています。
また「法学演習Ⅱ」の授業の一環で茨城県庁のインターンシップに参加しました。県庁では「積極果敢」をモットーに掲げているとお聞きしたので、具体的にどのように「積極果敢」にお仕事をされているのか質問したのですが、その説明をお聞きして、本当にそれぞれの仕事の課題に対して積極的に力を入れて取り組んでいらっしゃるのだと実感しました。
学生生活はいかがですか?
栗城さん:大学の寮(姫ヶ丘寮)に住んでいます。あまり言えないことも多いのですが(笑)、先輩?後輩と和気あいあいと交流しています。寮のメンバーで「お笑い同好会」というサークルを作ったりもしました。1年でなくなりましたが(笑)。風呂?トイレ共用なので、それを気にしない人なら寮生活は絶対オススメです。公務員試験を今年受験された寮の先輩から、試験内容について具体的なことをうかがったりもしています。
最後に、高校生の皆さんにアドバイスをお願いします。
栗城さん:大学に入ったら、自分が今考えている以外のことを学ぶ機会があります。ぜひ視野を広くもって興味の持てるものを探してみてください。私にとっての犯罪学や刑事政策がそうでした。さらに他の学部や学科の授業も受講できるので、より多面的な学びができると思います。