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経営学の魅力ってなんですか④-澤田茂雄准教授(財務?会計)にききました


高校生の方にはなじみのない方も多い「経営学」の魅力について、経営学科の先生に語ってもらう「経営学の魅力って何ですか」シリーズ、第4弾は財務?会計分野の「会計学概論」などを担当する澤田茂雄准教授です。

澤田先生は明治大学大学院経営学研究科で財務管理論を研究し、2009年に全国十大赌博官网に着任。財務?会計分野の研究者である澤田先生に、この分野との出会いと面白さについて伺いました。

ぴたりと一致するパズル的な面白さ

? 会計学との出会いを教えて下さい。
大学に入学して初めて簿記の勉強を始めました。表の作成や計算をして最後に金額や合計が一致した時に喜びを感じました。その感覚は教える立場になった今でもあります。

学生時代は簿記そのものの本質を理解したというよりも、パズル的な感覚で、表が完成した!みたいなそういう部分の面白さというものを感じましたね。大学院は財務管理論という企業の資金調達や運用について研究する分野を専攻しました。簿記や会計の基礎的な内容をもとに企業の活動についてより深く研究することが、役に立ったと思います。

簿記は縁の下の力持ち

? 簿記や会計学の魅力を教えて下さい。
簿記には結構地味なイメージがあるんですね。

高校生は商品開発やマーケティングといった方に目が行きがちかと思います。

けれども企業はお金の管理をしっかりしていないとその活動は続けていけないですし、その点でお金の記録の仕方を学ぶ簿記は縁の下の力持ちといった存在です。

楽しさという点で言ったら、会社をお金という視点で見ることができることでしょう。

その会社がどういう商品を作っているとかだけではなくて、こういう取引をしているんだとかこういう風にお金が動いてるんだとか、そういう視点で会社を見ることができるっていうのが楽しいと思います。

会計担当者は企業のお医者さんにもなれる

? 数字から見えてくるのはどのような会社の姿でしょうか?
数字から会社を見るという点から、会計部門の担当者がよく例えられるのはお医者さんです。お医者さんは、身体の構造、臓器、病気のことを知らないと適切な診察や治療ができません。それと同じように会社の資産や負債にどのようなものがあるか、それらはどういう活動で金額が増減するとか、会社の健康診断をして問題があったときにどう対応すれば良いのかとかそういう見方ができるという点が似ていますね。

与えられた数字を管理していくだけではなくて、そこを見て分析することで、経営部門に対して提案もできるということです。

澤田先生は「簿記原理Ⅰ?Ⅱ」「会計学概論」「ビジネス専門演習」「管理会計論」などの科目を担当しています。オープンキャンパスで模擬授業も担当予定です。ぜひ、直接、話しに来てください。