- 2012年12月19日
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「国際経営論」でソニーの元宣伝部長による特別講義を実施
12月19日に、3年生の必修科目である「国際経営論」にて、ソニーの元宣伝部長である古賀国夫氏をゲストスピーカーとしてお招きし、ご講義をしていただきました。
この授業は、ソニーの海外事業戦略部部長の経歴をもつ小磯滋教授が担当している人気授業です。 講義のテーマは「ソニーの宣伝戦略とブランドの重要性」。
その中で、古賀氏は、
(1)ソニーは創業期から「SONY」を世界のブランドにするという高い志と努力で成功した。知名度が低かった時期も「SONYブランド無しなら買ってくれなくていい」と商談を断るほど自社ブランドにこだわった。
(2)ブランディング(理想のブランド確立のプロセス)には、「夢と継承と革新」の同時実現という困難な道が必要。
(3)ソニーは「人のやらないことをやる」「調査からは革新的な製品は生まれない」といった強い信念で「夢、わくわく、憧れ」の製品を提供してきた。
(4)苦戦中のソニーも、最大の財産であるブランドに磨きをかけ、最善の選択と集中をして行けば再生?発展すると確信している―という話をされました。講義を受けた学生たちは、「ブランドの確立がいかに大変かがわかった」「ブランドや広告の意味?重要性がわかり、興味がわいた」「長い目を持った経営の大事さを感じた」「新しいモノを作る面白さを知った」「地道な努力の大切さがわかった」「志や熱い気持ちを大切にしようと思った」「企業、就職、自分を見つめ直そうと思った」―など、貴重な機会となったこの日の講義の感想を述べていました。
ソニーの宣伝の歴史を語る古賀元宣伝部長