「キャリア開発論」で伊勢甚本社の人事課長および若手社員が講義

11月28日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にて伊勢甚本社 人事総務部人事課長の田山安彦氏をお招きし、ご講義していただきました。

伊勢甚本社は、江戸時代に創業され289年の歴史をもつ会社で、呉服商から百貨店、スーパーチェーン展開を経て、現在はホテル?ブライダル事業を中心に行っている茨城県内でも有力企業です。この日は、事業転換の変遷、創業精神、働く目的観の重要性、人事制度、キャリアロード、求める人材像について説明していただきました。

その中で田山課長は、「働く目的を考えるうえで、“終わりのある目的”なのか、“終わりのない目的”なのかを見分けることが大切。他人への喜びが自分の喜びとなるような“他人本位の目的”が理想的」と指摘。就職活動の開始を間近に控えた学生たちにとって、働く目的意識の重要性を深く考えることができた講義となりました。

その後の質疑応答では、今後の事業展開や、人事異動のタイミング、外国人採用、レストラン事業の収益状況など多くの質問が出され、一つ一つ明快に回答していただきました。

翌週の12月5日には、全国十大赌博官网卒業生を含む若手社員2人が授業を担当。水戸プラザホテルのフロントクラークを務める入社5年目の佐藤元貴さんは、「サービスに正解はない。だから面白い。いつも「半歩踏み込んだサービス」を心がけています」と、ホテルマンの仕事の魅力を語っていただきました。水戸プラザホテルでウエディングプランナーを務める入社1年目の佐藤友香さんは、「どの部門でも役に立つ力をつけ、お客様から「佐藤さんに会いにきたんだよ」とおっしゃっていただけるスタッフを目指しています」と、将来の目標を熱く語っていただきました。

その後の質疑応答では、「失敗から学んだことは？」「学生時代のアルバイト経験が今役に立っていることは？」「入社前と後のイメージギャップは？」など多くの質問があがり、丁寧な回答をしていただきました。

入社から現在まで、自分の働く目的意識を明確にもちながら日々の仕事に取り組んでいる二人の話を聞いて、学生たちは、働く目的を自覚することの大切さを深く認識したようです。

伊勢甚本社の人事制度について講義する田山課長

学生からの質問に答える佐藤元貴さんと佐藤友香さん