- 2014年12月6日
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日銀グランプリで文堂ゼミナールの3年生が優秀賞を受賞
12月6日に、第10回日銀グランプリの決勝大会が開催され、出場した文堂弘之ゼミナールの3年生4名のチームが見事「優秀賞」を受賞しました。
日銀グランプリ(「日銀グランプリ~キャンパスからの提言~」)は、日本銀行が実施する、大学生を主な対象とする金融分野の小論文?プレゼンテーションのコンテストです。例年、日本全国の大学から多数のチームが論文を応募します。今年度は、全国の44大学から計121編が応募され、書類審査により決勝進出チームとこれに次ぐ佳作チームが選定されました。決勝進出チームは5チームのみ。文堂ゼミナール3年生4名のチーム(宮本夏妃さん(代表)、青木里沙子さん、三宅育誠さん、横田智美さん)は、この決勝進出チームの1つに選出されました。
文堂ゼミのチームのテーマは、「“金融の力”で女性の活躍を推進 ~女性活躍応援融資の提案~」。4人全員が女性であることから、女性のもつセンスや能力を活かして企業のイノベーションにつなげるために、女性の活躍を支援?推進したいと考える企業に対してポイント制で金利を優遇する新しい融資制度を提案しました。
決勝大会では、15分間のプレゼンテーションの後に、15分間の質疑応答があります。とくに質疑応答では、審査員長の岩田規久男氏(日本銀行副総裁)、審査員の冨山和彦氏(経済同友会副代表幹事、(株)経営共創基盤代表取締役CEO)、秋山咲恵氏((株)サキコーポレーション代表取締役社長)、森本宜久氏(日本銀行政策委員会審議委員)、白井さゆり氏(日本銀行政策委員会審議委員)から厳しい質問が相次ぎましたが、学生たちは、その1つ1つに対して堂々と自分たちの考えを回答していました。
すべてのチームの発表が終了した後、休憩等をはさんで結果発表が行われ、最優秀賞に次ぐ優秀賞として、文堂ゼミナールのチームが表彰されました。表彰後の講評では、岩田審査員長から、「融資基準のリフトアップ基準、バックアップ基準の設定や、ポイント制による金利優遇など一連の制度設計を、実務的な細部にまで工夫を凝らしながら網羅的に行っている点」などの受賞理由が述べられました。また、冨山審査員からも、文堂ゼミチームの提案を取り上げ、「かなりいい線いっている提案であり、もう1つ2つ工夫すれば、現実政策になるような気がする」と述べられるなど、高い評価をいただきました。
文堂ゼミでは、日銀グランプリに向けて4月から9月までの6ヵ月間をかけて論文作成に取り組み、決勝大会まではプレゼンテーションの準備に励んできました。今回の結果を受けて、学生たちは「このような賞を頂けたことに驚きと喜びでいっぱいです。今までの活動で得た知識や経験を今後の生活に大いに活かしていきたいと思います。」(宮本さん)、「手探りながら作成した融資案が優秀賞をいただけて嬉しく思っています。」(青木さん)、「この半年間、全力で頑張ってきたのでとても嬉しいです。」(三宅さん)、「今回は大変でしたが、全員で頑張ってきて、このような結果が残せて自分にとって大変良い経験になりました。」(横田さん)と感想を述べています。
学生を指導した文堂弘之教授は、「ゼミナールとしての初挑戦であるにもかかわらず、このような素晴らしい賞を受賞できたのは、すべて学生たちが真剣な態度で取り組んだ結果です。このような機会をもたらしてくれた学生たちに感謝したいです。」と述べています。
表彰を受ける文堂ゼミの学生
質疑応答する文堂ゼミの学生
審査委員の方々との記念撮影
受賞した文堂ゼミの学生