「ファイナンス基礎論」で日本銀行水戸事務所長による特別講義を実施

12月10日の午前10：40～12：10に、「金融のしくみと日本銀行の役割」とのタイトルで、日本銀行水戸事務所の鶴屋洋一郎事務所長による特別講義が開催されました。

この日の講義では、中央銀行としての日本銀行の役割について、銀行券の意義、中央銀行のバランスシート、日本銀行の組織、金融システムの安定確保、物価の安定と金融政策などの点から、分かりやすく解説していただきました。

講義後の質疑応答では、金利を上げるタイミング、金利のコントロールや国債購入以外の手法、政策委員になる方法、政府からの独立性、銀行の健全性の判断基準など、多岐にわたる質問が出され、一つ一つ丁寧に回答してくださいました。

受講後の学生たちの感想には、「日銀は金融業界だけでなく、私たちの生活も支えているとても重要な組織だと理解することができた」、「日銀はなぜ物価上昇目標を2％にしているのか疑問だったが、グローバルスタンダードであると知ることができた」、「日銀は銀行券を発券すると負債になるという点に驚いた」といった声が記載されるなど、今回の特別講義に参加して、学生たちは日本銀行の役割の重要性を理解することができたようです。

日本銀行による金融システムの安定性確保について講義する鶴屋事務所長