- 2015年1月8日?15日
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「キャリア開発論」でケーズホールディングスの執行役員人事部長および若手社員が講義
1月8日に、3年生の必修科目である「キャリア開発論」にてケーズホールディングス 執行役員人事部長の吉原祐二氏と人事部課長の大槻ゆかり氏をお招きし、ご講義いただきました。
ケーズホールディングス社は、グループで全国展開している家電量販店小売業であり、日経ビジネス調査のアフターサービス満足度ランキング家電量販店部門(ネットショッピングを除く)5年連続第1位を獲得している企業です。この日は、グループや店舗の経営理念、業務内容、人事制度、キャリアパス、求める人材像についてご説明いただきました。
その中で吉原部長は、「無理なことをせず、正しいことを確実に行う」「基本を大切にする」を2本の柱とする「がんばらない経営」が、会社を成長させてきたと述べ、64年間連続増収を成し遂げたと説明されました。また、大槻課長には、同社が求める人材像に関して、学生側の視点に立った具体的なお話をしていただきました。
講義後の質疑応答では、「様々な年齢層のお客様に対する接客の際に気を付けなければならないことは何か」「お客様に好印象を持っていただくためにどのような工夫をされているか」「面接試験の際に重視されている点は何か」など、ケーズホールディングスに関心をもった学生から様々な質問が出され、一つ一つ詳しくお答えいただきました。
翌週の1月15日には、全国十大赌博官网卒業生である若手社員2人が授業を担当していただきました。はじめに、人事部係長の小池千鶴子氏が、ケーズデンキの各部門の業務内容を解説。その後、若手社員1人目として登壇した、入社1年目でケーズデンキ日立店の赤城采果さんは、「まだ1年目なので失敗もあるが、上司や先輩に助けてもらいながら、笑顔を絶やさずお客様に接するように努力している。1日1日無駄な時間をつくらず、早く1人前になれるようにしたい」と、やる気に満ちた表情で語っていただきました。
2人目として登壇した、入社5年目で常陸太田店副主任の菊池公一さんは、職場で実際に使用している仕事に必要なアイテムを見せながら、販売と売場管理の仕事の魅力を説明。「お客様にとっては、接客を担当した私に対する印象が会社全体の印象になるため、迅速で気持ちの良い対応を心がけている。リアルタイムでお客様の反応が分かり、次へとつなげられるのがこの仕事の醍醐味。これからはお客様からもスタッフからも頼られる存在になりたい」と、やりがいと目標を語っていただきました。
その後の質疑応答では、「値段交渉で難しいことは?」「商品知識をどのように学ぶのか?」「売上が伸びないとき他のスタッフはどのように対応してくれるのか?」「商品知識の差で昇進に差がつくのか?」「震災時はどのような商品が売れたのか?」など多くの質問が出され、お二人からこれまでの経験や工夫をお答えいただきました。
社員同士の関係がとても暖かいことがにじみ出るような体験談と、生き生きと仕事のやりがいを語る二人の卒業生社員の姿に触れて、学生たちは、従業員を大切にする会社で働くことで、安心して成長していけることを学んだようです。
ケーズホールディングスの経営方針について講義する吉原執行役員人事部長
学生からの質問に答える菊池さんと赤城さん