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貿易ゲーム

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目的 貿易のしくみをシミュレーション(疑似体験)することを通して、資源の不平等な配分について考える
対象 中学生~
時間 60分
準備 「製品の形と価格」と「原料と道具の価格」を示した図([ pdf ファイル ]を参照)、通貨セット($5と$10の数字の入った疑似「紙幣」)、白紙、鉛筆、はさみ、ものさし、コンパス。

生徒が教室に入る前に、あらかじめ以下のような準備をしておきます。生徒4人に1台の机という割で、机を教室の中央に置きます。各机に異なる量の「原料」「道具」「通貨」を置いておきます。例えば、

  • 1番目の机に 紙2枚、通貨$5
  • 2番目の机に 紙4枚、はさみ1本、通貨$10
  • 3番目の机に 紙2枚、はさみ1本、定規1本、通貨$20
  • 4番目の机に 紙1枚、はさみ2本、コンパス1本、通貨$50
  • 5番目の机に 紙6枚、はさみ2本、コンパス1本、定規1本、通貨$80
  • 6番目の机に 紙6枚、はさみ2本、定規3本、通貨$100

実践へのヒント

机の数やグループの人数は、クラスの状況に応じて変更できます。
また、実際にある国をイメージして人数?原料?道具?通貨を決めると、現実に近いシミュレーションができるかもしれません。


原料、道具、通貨の数は、どのくらい用意できるかによって変えてもかまいませんが、机ごとに不平等に配分しておくことが重要です。 余った原料と道具は、教師の運営する「銀行」で管理され、決められた価格で購入できるようにしておきます。 2つの図表は、すべての机から見える場所に貼っておきます。

教室に入り、生徒は4人で1つのグループをつくり、それぞれの机につきます。 各グループで、図1に示されているのと同じサイズの図形の「製品」をつくり、それを銀行に売って、通貨と交換します。 それぞれの製品の価格は図1に示されています。銀行役の教師は、製品が正確な大きさや形でなければ、買うのを拒否することができます。 また追加の原料や道具を、図2に表示されている価格で銀行から買うこともできます。 グループとグループの間で原料や道具を交換する場合は、グループ間で話し合って価格を決定してください。
※図1および図2は、準備した[ pdf ファイル ]を参照

このゲームは、あらかじめ決めておいた時間が終了するまで、あるいは原料を使いつくすまで続けます。 その間、教師は、できるだけゲームの進行を妨げないように見守るようにします。 ゲームが終わったら、各グループはグループの持っている通貨を数え、“勝者”を決めます。最後にクラス全体で、この一連の活動について話し合ってみましょう。

このアクティビティでは、原料と道具の配分の不平等さがゲームを進めていくうちに明らかになり、原料と道具のないグループは公平でないと感じるようになります。 クラス全体での話し合いでは、まずこのような不公平な気持を中心に報告しあいます。

このとき“勝者”と“敗者”の両方から出てきた言葉を黒板に書き出してみるとよいでしょう。

それぞれの感想が出たところで、このアクティビティが生徒の知っている現実と似ていないかどうか尋ねてみます。 自分たちの社会のさまざまな状況から例をあげられるでしょう。この段階で、世界の富の配分に関する統計や多国籍企業の活動を紹介してもよいでしょう。

  • 貿易システムをより公正にするにはどのようにしたらよいでしょうか?
  • 現実の世界とこのアクティビティにはどんな類似点があるでしょうか?
  • 北米やヨーロッパのような“自由貿易”協定には、「力のある国」と「それほど力のない国」にとって、どのような長所と短所があるでしょうか?
  • より公正で公平な貿易システムのために、消費者はどのような役割を果たせるでしょうか?