- 2013年2月4日
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日本銀行と東京証券取引所を見学する金融バスツアーを開催
2月4日に、「金融を知る 東京バスツアー」が開催され、経営学科の1年生、2年生、3年生の合計25名が参加しました。
このツアーは、金融の中心地である東京にバスで行き、金融において重要な役割を果たしている日本銀行と東京証券取引所を見学するツアーです。経営学科でファイナンスを教える文堂弘之准教授が企画し、経営学科学生のほか、全全国十大赌博官网生に向けて参加者を募りました。その結果、経営学科の学生を中心に31名が応募。風邪による欠席者2名を除く学生29名がツアーに参加しました。 当日は、朝7:45に水戸駅と大学に集合し、8時過ぎには出発。水戸を出発するときは小雨が降る天候でしたが、常磐高速道路に乗った後は、次第に晴れ間が出始め、東京に着いたときはほぼ快晴になっていました。
午前中に見学したのは、日本銀行本店。重要文化財に指定されている旧館本館は、1896年(明治29年)に完成した石積みレンガ造りで花崗岩貼りのヨーロッパ様式(ネオ?バロック)の建築で、学生たちは、到着するなり建物の威厳さに圧倒。手荷物検査を済ませ、日本銀行の役割についての20分間のビデオを観た後、2グループに分かれて館内を見学しました。 もっとも圧巻だったのは、地下の巨大金庫。100年以上使用された金庫の扉は、厚さ90センチ、重さ25トン。扉と思えないほどの大きさと重厚感に、学生たちは「すごい」の一言でした。そのほか、旧営業場や歴代総裁の肖像画、史料展示室などを、案内の方の詳しい説明やエピソードを聞きながら見学しました。 昼食を済ませ、駅舎が復元改修された東京駅や皇居をバスで巡ったあと、午後1時30分には東京証券取引所に到着。東証でもはじめに20分程度のビデオを観た後、東証アローズの象徴ともいえる「マーケットセンター」を見学。テレビのニュースなどで頻繁に映し出される株価情報の巨大スクリーンや、売買が成立した銘柄情報がぐるぐると回転して表示されるボード(ティッカー)を間近で見て、学生たちは感動の表情。全員で記念写真も撮りました。最後に、併設されている証券資料室を見学した後、バスで大学に帰りました。
このツアーの特徴は、単に東京へ行って見学するだけでなく、往復のバスの中で、金融業界や就職活動に関するセミナーを開催した点です。大学生の就職支援に携わっているキャリアコンサルタントの中里哲也先生より、会社とは何か、銀行とは何か、といった基本的な内容から、就職活動を成功させるための学生生活の送り方までを、学生同士のグループディスカッションを交えて、分かりやすく講習していただきました。
すでに就職活動を進めている3年生から、まだ就職を具体的にはイメージできていない1年生まで、幅広い学年が参加しましたが、日銀と東証を見学し、フレンドリーな語り口ながらも大学生活の大切さを熱く語る中里先生の話を聞いた参加者たちは、最後に「このツアーに参加できてよかった」、「6月までに内定を取ります!」、「自分の目標に向かって頑張ります!」などと一人一人が感想や決意を表明。ツアーへの参加が、今後の大学生活への意識を高めるきっかけとなったようです。
日本銀行本店旧館
東証マーケットセンターの回転ティッカーボード
東証マーケットセンターの巨大スクリーン