演劇部

発声練習?即興劇?読み合わせ?脚本作成などを通して演技を模索しています。演劇に興味があれば自信がなくても大丈夫です。

部員数 3年9名、2年3名、1年6名 合計18名
活動日 月?木?土
場所 部室?講堂
目標 県大会出場
近況(実績) 2023年度 県央地区大会 最優秀賞
茨城県大会 優良賞
進学実績 茨城大学、獨協大学、玉川大学、全国十大赌博官网
過年度活動報告

2024年度の部活動報告

全国十大赌博官网6年度 茨城県高校演劇祭県央地区大会にて、優秀賞を受賞しました。

 ひたちなか市文化会館で、水戸市近郊の9校が参加して行われた高校演劇部の大会です。本校は卒業生と顧問教諭笠原そして現役部員による共同創作の脚本「解放戦線のターラ」を上演しました。 お話は、マンガ制作グループで、シナリオライターである主人公が、自分が創造したキャラクターと対話しながら人間として成長するという物語です。その中で地域紛争下での民衆の苦悩や憎悪も描かれる「リアルファンタジー」なのですが、最後には「命の大切さ」に目覚めていきます。

 役者は次の方々です。部長、田口綾乃さんは、架空の国の紛争地帯で苦悩する少女とコミカルな幼女を演じ、力強い感情表現で観客を魅了しました。加藤緋梛さんはマンガ制作グループのシナリオライターである女性を演じました。恋とシナリオ執筆に悩む女性が、つまずきながら人間として成長する姿を演じ、また、劇中劇として武装警察官を力強く演じました。渡邊月渚さんは、マンガ制作グループの編集統括の役を演じ、良い作品を作ろうともがくシナリオライターを明るく導く役を演じました。また、劇中劇として、拷問をする尋問官、そしてテロ活動に疑問を抱いた解放戦線のメンバーを演じ、暴力への反対を力強く訴えました(以上2年)。星野普さんは、紛争地帯の少女とシナリオライターの女性、それぞれの「思い人」の二役を力強くさわやかに演じ、劇中に潤いを加えました。石川友規さんは、紛争地帯の老婆を演じ、「自爆テロ」の悲惨さを舞台上で表現しました。國谷紗那さんは、紛争地帯で冷酷な占領政策を行う圧制者を象徴する牢獄の兵士として、強い印象を残しました(以上1年)。さらに今回は、かなり複雑な音響と照明のプログラムを運用しましたが、音響の米村信之介さん、照明の小松﨑優奈さん、照明アシスタントの中島陽桜南さんは、大きな重圧の中、役者の自在な演技に対して巧みに音響と照明を提供しました。そして、役者と音響と照明のタイミングを調整し、指示を行い、絶妙な「間」を生み出して影の演出者となった大河原葵さんは、舞台監督(ディレクター)としての重責を果たしました(以上1年)。

 評価としては、第3位の順位で、県大会への進出は果たせませんでしたが、講評では明解な理由が示され、より一層の高い意識で「分かりやすい台詞」の練習を重ねるという目標ができました。それ以上に、今回も昨年に続いて「地域紛争」「テロ」という今日的な題材を取り上げたことには好評価を頂き、「世界と繋がろうとした前向きな作品」「他者を理解する難しさと、成長を表現した作品」とのコメントを頂き、「よく練習しており、動きの工夫、努力が見られた。照明や音響を含めた演出も良かった」といった極めて好意的な講評でしたことは今後の希望となりました。

 「解放戦線のターラ」は「テロ活動がいったい何になった?こんなに沢山の人が死んでいるのに!」といった台詞に象徴される重い内容と、コミカルな会話が飛び交う部分もある難しい演劇でしたが、部員一同が前向きに楽しく練習し、何度もビデオ撮りを実施して自らの演技の研鑽を行い、本番では、力が入りすぎてお客様に台詞が届かなかった点はあったにしろ、部員個々が一生懸命考えた演劇表現を一番良い形で見ることができましたことは、大きな喜びでした。

 ここに、お盆休みも無い練習にご理解を示してくださった保護者各位に深く御礼を申し上げるとともに、今回の演劇の原作?編集?演技指導面で大きな役割を果たしてくださった卒業生諸氏にも深く感謝申し上げます。

 ありがとうございました。

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